嫌われる勇気
嫌われる勇気
岸見一郎 古賀史健
これは青年とアドラーの教えを理解する哲学者との対話形式で展開されるものです。
ちなみに、私は理系の人間ですが哲学や心理学にも興味があるというレベルの高校3年生です。あくまでその程度の知識、理解力ですが、
私から見てこの本は「分かりやすいわけではないが、理解出来なくはない」といった感じでした。
いつもならこの分量なら2時間程で読めるのですが、今回は3時間半位かかりました。
それだけ自分にとっては難しい内容だったのかなと考えています。
この本を全部読んでみて、感じたのは具体的な“メソッド”は、あまり書かれていないなと思いました。
アドラーの考え方を順々に教えられている感覚でした。
先に言ったように、これは対話形式なのですが、青年の理解力が高いなと常々思っていました。
同時にお互い(哲学者と青年)がしっかりとした考えを持っているからこそこのような討論が描かれるのだなとも思いました。
ちなみに、この本で挙げられている
アドラー心理学の目標は、
《行動面》
・自立すること
・社会と調和して暮らせること
《この行動を支える意識面》
・私には能力があるという意識
・人々は私の仲間であるという意識
私が思うにこれらの目標だけを見て
実行するのではなくこのような本を読み、
過程や、考え方を理解してから
実行に移すべきだと思います。
次は同じシリーズの「幸せになる勇気」
を読みたいと思います。
ちなみに、この本でも幸せになる勇気を持てと、書いてありますので
次はどうなるのか気になります。